『ランで旅する。』

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2015年9月27-28日 涸沢レポ②

2015年9月27-28日 涸沢レポ②

涸沢テント場

テント場は想像以上に空いていた。9/25の日曜日なのでもっと混んでいると思ったがすでに多くの方が撤退した様子。眺めが良く、涸沢小屋が近いポジションを確保してテントをささっと設置した。

良くある涸沢の写真は紅葉をバックにカラフルなテントが無数に存在するというもの。今回は少し物足りない氣がするが夕方になればもっと増えているはずなどと考えて、ひとまずこの壮大なスケールの紅葉を眺めながら何も考え素に休憩。

この壮大なスケールの下での休憩、、、、たまりません。
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北穂高頂上へ

まだ、午前中なので時間を持て余している。ここでせかせかしてしまう自分がいる。ここでゆっくり過ごす事ができる心のゆとりを持てれば確かなのにやはりついつい動きたくなり、北穂を見上げると天気もまだまだ良さそうという事で荷物を持たずに駆け上がる事にした。

荷物を持っていないのでとても身軽に上がっていける。周りの葉っぱは真っ赤、真っ黄と紅葉の中に身を委ねているという感覚。

始めから急な坂をずっと上り続けるコース。途中、鎖場、はしごがあり、そこは昇り下りが譲り合わなければならない重要なポイント。その後は岩を渡り歩いて上り続けるといった感じ。ホントに真上を見上げながら、一歩一歩上っていくコース。
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涸沢テント場から北穂高頂上まで1時間半で登った。頂上の写真。
いつもなら360度大絶景でこの角度の写真だと後ろに槍ヶ岳がそびえ立っているんだが、、、、
2015-09-27 13.22.42

今回は北から西側が雲に包まれていた。3時間前から北穂頂上にいる方と話しをしたが、
「ずっと槍ヶ岳を待っているのだが、全く現れようとしないね。表銀座は燕岳まで見えたりかくれたりしているが、、、なかなか槍くんは出てこないね。」
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とのことでした。頂上はさすがに日が照っていないと寒い温度。おそらく10度以下。そのため、時間は13時半だったので、これから日の当たりづらいところを下っていく事を考えるとあまり長居しない方が良いと判断して、槍ヶ岳はあきらめて早々に下る事にした。

北穂高への道は急坂

北穂高の下りは先ほど登った急坂なので当然帰りは急な下り坂。慎重に降りる必要がある。結局上りと同じくらいの時間を要して涸沢まで下った。 テント場には私が出発する時よりもだいぶ増えていてそれなりの景色となった。
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涸沢紅葉シーズンの夜は寒さこたえる

夜ご飯を食べて早々にテント内で就寝。ソフトシェルとダウンジャケットを来てシュラフに包まれて寝たが、夜中足下が冷えて起きてしまった。地面から底冷えする感じです。 おそらく気温としては0-5度位。このような寒さの中でのテント泊は初めてであったために少し甘かったなと思う。
今後、秋冬山でのテント泊の際にはマットおよびダウンパンツを導入する事にした。

涸沢の朝焼けは絶景!!

9/28(月)快晴。

朝早くから一眼レフを持った方々が三脚に取り付けて穂高連峰を撮影している。朝日が昇り始める5時台少しずつ明るくなり、日の出とともに奥穂高、北穂高の頂上から少しずつ紅い光を当て始める。その紅い光が少しずつ下へ下へと私たちの方へ広がりを見せていく。
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暗い中の紅葉も綺麗だが、朝日が当たり始めてからの紅葉はやはりとても綺麗。空気が澄んでいて色鮮やかさがひと際だ。このまま、何時間でもこの地に入れると思いながらテントを片付け、一気に下山した。

まとめ

涸沢の紅葉。想像はしていたが、想像を遥かに超えるとてつもない壮大な景色であった。3,000mの山から見下ろす、見渡す山脈の紅葉。これもたまったものではありません。本当に色鮮やかで脳みそにしっかりと焼き付いた。

涸沢まではそんなに急な坂も無いし、危ないポイントもほとんどないので6-7時間歩く体力さえあれば誰でも行く事ができる。この紅葉は一度は絶対に見た方が良い。見ないと人生を損していると思うという位本当にきれいな景色。命をかけて登るようなコースではないので、2日間時間を確保して登ると決めればいいだけの話し。

行った事無い方はぜひ行ってみて下さい。心からオススメします。

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ざか

ブログ運営者の石坂晏敬(ざか)です。 ウルトラトレイルノマドランナー、多拠点居住研究家、山手線一周ランニング倶楽部主宰、ブロガー、投資家 2008年からのトレイルランニングの世界に魅了されて、数々の大会に参戦。2010年のハセツネを完走し、2012年から始まったUTMF(Ultra Trail Mt. Fuji)100マイルレースに参加し始めて第1第2大会を完走し、その流れでフランスシャモニーで開催されるUTMB(Ultra Trail MontBlanc)というヨーロッパ1高い山モンブランの周りの山をフランス、スイス、イタリアの三国にまたがって100マイルレースも完走を果たす。 この経験が後押しして”世界中特にヨーロッパをランで旅したい”という思いが強くなり、それを実現すべく2014年にサラリーマンを辞めて、ノマドワーカーとしてしっかりと稼ぎを得ながら、ノマドランナーとして世界中を『ランで旅する。』に向けて活動中である。詳細のプロフィールはコチラhttp://nomadrunner.com/profile
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