『ランで旅する。』

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【UTMF2013 振り返る④ A3-A8】

昨日の続きです。

A3西富士中学校

寒さに関して伝えることを忘れたが動いているときは感じない寒さも
脚を止めた瞬間に寒さが現れる。

ストーブの前で念願の富士宮やきそばを頬張り一休み。
ただ、この時点ではそんなに疲労がたまった感はなかった。

のどが渇いていたため、オレンジを大量に
摂取して富士宮やきそばをもう一杯頬張り、スタート!!

この後はW2を挟んで折り返し地点のこどもの国A4まで約25kmの緩やかな登りである。
これも昨年通った道で鉄塔と送電線沿いを通る道で細かい登りと下りを繰り返す嫌な記憶の道だったが、
暗かったせいもあり、登り下りを確かに繰り返しはしたがそんなに苦労なく、クリアすることができ、
W2(ウォーターステーション)に到着。(27日4時21分)

ここで昨年のUTMFで毛無山を共に移動したMr.O氏に遭遇した
このMr.O氏は昨年のレースの後半にコース上のゴミを拾い上げて行き、
最終走者をゴールで待ち、共にゴールをしたNHKの番組でも映っていた人。

この一年ぶりのMr.O氏との再会で元気になりました。
今年はボランティアとして大会を温めてくれておりました。

こんなこともあり、眠かったのですが寒い時間は
動いていたほうが良いだろうということでスタートし始めた。

このW2からこどもの国A4まではだらだらと
アスファルトと砂利の緩やかな登りが続く道である。

この区間で夜が明けてだんだんと明るくなってくる1回目の朝を迎えることとなるが
身体があまりいうことを効かない時間で、
走ろうと思えば走れる上り坂であったが基本歩いてこどもの国に到着した。
この区間は私にとって最初の苦痛な区間であった。

これでようやく全行程の半分80kmである。
約16時間かけての到着である。(A4こどもの国到着 27日6時54分)

このこどもの国にて煮物やカップヌードルを頬張り、あと静岡茶をいただき
身体を温めた後にカイロプラクティックを無料で行なっていたので
15分で腰回りとハムストリングを中心に左右のバランスを整えてもらった。

この先は小刻みなエイド設定となっているので水分は600mlのボトルのみで移動。

しばらくはアスファルトの道を移動し、途中から須走登山道を移動する。
基本は緩やかな登りが続くため、一歩一歩確実に登って行き、昨年同様の水の塚公園に到着。(A5到着 27日9時59分)

ここではあまりゆっくりせず、
大量にオレンジを頬張り、水分を蓄えて次の1,800mまでの標高に挑むこととした。

このA5からA6のコースは結果的に最もきれいで楽しいコースであった。
実際に富士山を見上げながら登って行くコースです。
$Life is beautiful (自分自身を創造する!!!)

富士山の手前にある宝永山が茶色で雪がのっかった富士山とのコントラストがとてもきれいでした。
今回のUTMFの表紙になった葛飾北斎の赤富士に似ているなと感じたのは私だけでしょうか?
$Life is beautiful (自分自身を創造する!!!)

このきれいな景色を楽しみながら1,800m地点まで砂地を踏みしめながら登り切り
そのあとはA6の太郎坊まで下りです。
$Life is beautiful (自分自身を創造する!!!)

最初はこの砂地をくだることが滑って走りづらいと思っていたのですが、
ものすごいスピードで私の横を駆け下りるランナーがいて、その人の足元を見ていると
その砂地をうまくクッションにしてガンガン駆け下りているのがわかりました。

それを見た瞬間に重力に任せてスピードをアップし、
全体重を砂地に預ける形で駆け下りました。

全くと言っていいほど足腰に衝撃がなかったために
本当に気持ちよく下ることができるコースでしたよ。

ここが最も景色が良く、走りにおいても気持ちの良い場所だったのではないでしょうか!!

一気に駆け下りてA6の太郎坊に到着。(27日11時44分)

ここでまさかのおにぎりが登場。
何個でも持って行ってよいよという言葉に促され、
たっぷりと岩塩をつけたおにぎりを1個頬張り、
さらに二個岩塩をたっぷりつけてザックに放り込んだ。

(※ここまでジェル一つも食べていません。)

天気もよく、下りで気持ちいい思いをしたので
明るいうちに進んでおこうと早々に出発した。

最初は同じような下り坂を駆け下りて気持ち良かったが
その後は緩やかな下りと平地が続く道をゆっくりと走り進めた。

その後、国道?アスファルトの道に出て、A7のすばしりまでひたすら下り道。
この道がふかふかのトレイルロードだったら気持ちよく走りぬいたのだが、アスファルト。

このタイミングでこの角度のアスファルトの下りを
駆け下りる勇気はなく(足腰への負担が大き過ぎる)走らずに早歩きで降りることとした。
ここの判断は正解だったとしている。

A7に到着。(27日13時07分)
ようやく100kmであるがすこぶる元気。なんでこんなに元気なんだろう。
おそらく、天気がいいからだろうなあ。

すばしりでもオレンジをたくさん頬張り、水分補給の代わりとした。
このエイドではもちがおしるこ、雑煮と焼きもちの姿で登場。

ひとまず、おしるこを楽しみ、そのあとにお雑煮をいただいた。
おもちは燃料としてのもちが良さそうなのでエネルギー補給は十分完了。

次のA8山中湖へ明るいうちに到着しようということでここでも長居をせずに早々に出発。

ここからのコースはハイキングコースのような柔らかい土で足腰には優しいコースである。
4つの山を乗り越えて山中湖まで下るコースである。

始めの登りはゆっくりと景色を楽しみながら一歩ずつ登り、
最初のピークに到着。結構時間がかかったという印象である。(結構疲労が貯まってきた。。。)

その後は下り、登りを繰り返していたが下りは本来気持ちいいコースなのだが、
右脚の膝に痛みを感じてきたため、下りを駆け下りることができなくなった。

この痛みは昨年のUTMFで30km地点からずっと悩まされた痛みと同じである。
いわゆるランナーズニーというやつである。
この痛みにはもう慣れていたが
さすがに24時間100km通過した後という事もあり、結構な痛みと感じてしまった。

ここで禁じ手のロキソニンを飲むことにした。
しかし、すぐには効いてこないので痛みがある中、少しずつ移動をしていき、最後のピーク鉄砲木ノ頭となり、

ここからトレイルの下りである。

このころにはロキソニンがしっかりと効いていたので
今までのスローな分を取り戻す気持ちで気持ちよく駆け下りて行った。
この下りもA5-A6間に負けない位気持ちの良いコースであった。

この途中でNHKのラジコンカメラと遭遇し、ばっちり撮影してもらったのと
それに合わせて地面に這って撮影をしていたお姉さんに
声をかけられて色々と質問に答えました。
何を答えたかあまり覚えていませんが、「ハッピー、ハッピー」と答えていたような気がします(笑)

この下りを駆け下りた後はA8エイドまで平地のアスファルトを移動することとなった。

極力走るよう心がけたが走る-歩くを繰り返す形でようやくA8山中湖エイドに到着した。(A8到着 27日17時03分)
この平地も結構長いと感じた。。。

次に続きます。

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ざか

ブログ運営者の石坂晏敬(ざか)です。 ウルトラトレイルノマドランナー、多拠点居住研究家、山手線一周ランニング倶楽部主宰、ブロガー、投資家 2008年からのトレイルランニングの世界に魅了されて、数々の大会に参戦。2010年のハセツネを完走し、2012年から始まったUTMF(Ultra Trail Mt. Fuji)100マイルレースに参加し始めて第1第2大会を完走し、その流れでフランスシャモニーで開催されるUTMB(Ultra Trail MontBlanc)というヨーロッパ1高い山モンブランの周りの山をフランス、スイス、イタリアの三国にまたがって100マイルレースも完走を果たす。 この経験が後押しして”世界中特にヨーロッパをランで旅したい”という思いが強くなり、それを実現すべく2014年にサラリーマンを辞めて、ノマドワーカーとしてしっかりと稼ぎを得ながら、ノマドランナーとして世界中を『ランで旅する。』に向けて活動中である。詳細のプロフィールはコチラhttp://nomadrunner.com/profile
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